最後の戦い
異世界の国、レザール大陸
今この世界の命運をかけた最後の戦いが幕を切って落とされた
勇者エンバータ、大僧正ハンク、大魔法使い
ボンヤード、傭兵王カタミリアたちはついに
魔王城に住まう6大魔神を倒し、大魔王グレゴール・コベル王がいる王座の大扉の前まで来た
大僧正ハンクはパーティー全員に回復魔法をかけると大魔法使いボンヤードはパーティー全員にエンチヤンテッドウエポンの魔法をかけた
勇者エンバータは言う
(よし、みんないくぞ)
パーティー全員は大きな扉を全員の力で開けるとそこは広い部屋であった
部屋の奥には大魔王グレゴール・コベルが黄金の玉座に座っていた
魔王は勇者の一行を見ると笑いながら言う
(よくぞここまで来れたものよな、勇者エンバータたちよ、よいだろう、私が最後だ
お前たちの力、見てやろう)
そう言うと立ち上がり魔剣アズイルを抜いた
勇者エンバータは言う
(お前のせいで、お前のせいで俺はすべてを失った、大魔王グレゴール・コベル、支払ってもらうぞ、お前の命でな)
とものすごい形相で言った
大魔王は冷ややかな顔をしながら言う
(フン、来るが良い)
大魔王と勇者のパーティーの戦いが火花を切った
戦いの末、ついに勇者の聖剣が大魔王グレゴール・コベルの喉元を突き刺した
こうして戦いの勝者は勇者のパーティーに軍配が上がり幕を閉じた
大魔王グレゴール・コベルは死ぬと魂になり覚醒して考えた
(フン、見事だ、勇者よ、我はまた、長い眠りにつくとするか)
,しかし、知らなかった
大魔王はこの後起こる最悪な事態に
世の中はどこの世界も甘くはないことに
こうして大魔王グレゴール・コベルは新たに
知らぬうちに地球と言う異世界に転生されるべく異次元の扉を通っていった
しかし、疲れて眠っていたので気がつかなかった
後の祭りである
まるでそれは因果応報の如く大魔王の行く末を感じられた
大魔王がしでかしたことは今度は地球で清算する羽目になった