361 アルミホイル作成大会?
ぽいっ!パンっ!ぽいっ!パンっ!
なんの音かって?それはね?
『ゴーレムなら私も作れますわ。この際、アルミホイルを量産してしまいましょう』ぱんっ!
地の精霊王であるアイナ様が、ぱんっ!と、楽しそうに手を合わせて提案すると
『⋯そうだね。僕はあとひとつ出せるかな』
大ちゃんもやる気になりました。
『では、私は三つ出しますわ。そうすれば一度に五枚出来ますものね』
『大賛成にゃ!』
『おお!』
『『『いいねぇ』』』
と、ニャーニャにゃんや、ドワーフさんたちまでノリノリになるというやり取りがありまして⋯
そして、それを聞いていたジーニ様が一言。
〖んふふ。では、魔法の練習も兼ねましょうか〗ニヤ~ァ
ジーニ様の言葉と笑顔でみんなが、ぞくうってなったのは内緒です。
と、言うことで
「いちばん、さーや。ありゅみちゃん、わけわけしましゅ!」
お手々を上げて宣言です。四角く、小さい塊を作ります!
『『『サーヤちゃん頑張るんだな~』』』
「あ~い」
ぽぽちゃんたちが応援してくれたので、お手々を振って応えます。
『うふふ。サーヤ、頑張ってねぇ』
〖落ち着いて、頑張ってくださいね〗
〖念の為、そばにいますので、安心してください〗
結葉様、シア様、エル様も応援してくれます!
「あ~い!がんばりゅ」
『いいこねぇ』なでなで。えへへ
『姫もついてるから大丈夫なのだ!』
サーヤの頭の上には姫ちゃんもスタンバイです!
〖あ~ん!私もサーヤのところに行くぅ!〗
『ジーニ様、あなた様は全体を見んとの』
『そうだのぉ。何かあった時に対応できるのはジーニ様しかおらんですからのぉ』
〖うっ、そ、そうだけどぉ〗
『『頼りにしてますじゃ(ぁ)』』
さすがじぃじ達です。ジーニ様の扱い方完璧です。
〖サーヤ?〗
なんですか?
「二番、クゥ。投げ手の場所にサーヤが作ったアルミを転移させます!」
クゥが続きます。
『クゥ坊頑張るんだよ』
『失敗するんじゃないよ』
『サーヤちゃんを助けるんだよ』
クゥはいつの間にやらドワーフのおかみさんたちに、クゥ坊と呼ばれています。
ちなみに子どもはみんな『坊』たいです。そんなこんなで、おかみさんたちの応援?発破?に
『は、はい。分かりました』
クゥが若干ビビっております。頑張れクゥ坊!ふへへ
『サーヤ?』
なんですか?クゥ坊。ふへへ
『三番、ちびっこ同盟だよ~。みんなで、魔法でゴーレムさんのお手々にアルミを投げるよ~』
ちびっこ同盟代表でハクが宣言です!
ぴゅい『まけないの!』
きゅい『ぼくだって!』
『『いざ尋常に』』
『『『しょうぶだ~!きゃはは~!』』』
いざ尋常に、勝負?誰に仕込まれたの?
『おいちゃんだよ~』
ぴゅきゅ『『ねえ~♪』』
おいちゃん?いつの間に?
ゴーレム一号ちゃんには、ハクです。
『ハク、頑張れ』
『じぃじも応援してるぞ』
『がんばってね』
ギン様たちフェンリル応援団が結成されています!
『ありがと~がんばるね~』
ハクは変わらずのんびりです。癒されます。あのフリフリしてるふさふさしっぽに飛びつきたいです。
『サーヤ~それは後でね~』
あれえ?
ゴーレム二号ちゃん&三号ちゃんは、なんとモモとスイが別々に参戦です!
ぴゅい『わたちが、かつ!』
きゅい『ぼくが、かつ!』
二人が珍しく競い合ってます。
『モモ、スイ。二人とも頑張れ』
ぴゅいきゅい『『は~い!』』
アルコンパパが応援です。
ゴーレム四号ちゃんは、
『『がんばるぞ~!』』
フライとフルーのもふもふコンビです!
みゃ~『フライにぃに!フルーにぃに!がんばるにゃ!』
『がんばるにゃ~!』
応援団は同じくちびっこもふもふコンビです!それから森の動物さんたち!
今回、初めて魔法の練習をしたココロは不参加です!
『『お~!』』
ゴーレム五号ちゃんは、妖精トリオです!
『わたしたちも~』
『がんばるよ~』
『かつぞ~』
『『『えいえい・おー!』』』
やる気満々です!
『がんばれ~』
『ちからをあわせて』
『ゆうしょうだ~』
『どんどんどん』
『ばふぱふー』
『ふれーふれー』
『よ・う・せ・い・と・り・お~!』
『『『『『わ~ああああああ!!』』』』』
ここの応援団が一番賑やかです!なぜなら聖域に集まった土と緑の妖精さん全員集合です!しかも、みんな両手にボンボン?あ、あれ、たんぽぽとレンゲのお花だ!
『うふふ。かわいいでしょう?』
結葉様の提供だった!
そして、ここにもおいちゃんの仕込みが!謎です!
『『『ありがと~!』』』
お手々ぶんぶん!妖精さんトリオ、アイドルのようです!
それにしても、いつ競走に?
『四番、フゥ。出来上がったアルミホイルを風で集めます!』
フゥはゴーレムさんのお手々から落ちるアルミホイルを、地面に落ちない内に風で集める係です。
『フゥさん、頑張って下さい』
『『『頑張って~』』』
応援団は青葉ちゃんと、泉の精霊さんたち、それから、
『フゥ坊、薄くてもそれは金属だ。ケガぁしないように気をつけるんだぞ』
ドワーフのおっちゃんです!
『は、はい。気をつけて頑張ります!』
頼もしいです!
そして、忘れちゃいけない
『フゥさま~!』
『がんばってくださ~い!』
『こっちむいて~!』
『きゃ~!』
フゥ様親衛隊の風の妖精さんたちです。
『ハ、ハハハ』
フゥ、ガンバ!!
『万が一、ゴーレムさんから反れた石は』
『僕たちが集めます』
きゅるる~ん『『『ぼくたちも』』』
きゅるる~ん『『『『おてつだい~。ね?スライムさんたち!』』』』
ぽよん『まかせて』
ぷるん『がんばる』
ゴーレムさんたちの後ろには山桜桃ちゃん、春陽くん、子グモちゃんたちに、エンシェントスライム夫婦アウルとアルが控えております。ちびすらちゃんたちもです。
万全の体制でお届けいたします。
『では、始めましょう。これより、アルミホイル作成大会を行います』
「ほえ?」
みーちゃん?なにゆってるの?
『皆さん、正々堂々』
『戦いましょう』
牡丹ちゃん?揚羽ちゃん?
『んじゃ、位置につけ~、よぉい』
バーン!
「ほえ~?」
はーちゃんが、花火打ち上げた~?
『いよいよ始まりました。アルミホイル作成大会』
『実況は私たち、らんちゃん』
『なるちゃん』
『ひょ、ひょうかちゃん⋯やだ、もう、はずかし~ぃ』
『で、お送りします』
ほえ~?なに?何言ってるの?
『さあ、開始の花火は打ち上がりましたが、なかなか始まりません』
『サーヤちゃんが状況が飲み込めず固まっているようです』
『サーヤちゃん、頑張って』
ほ、ほえ~?
『サーヤぁ、諦めて頑張りましょう』ぽん
〖さーや、頑張ってくださいね〗
〖サーヤ、始めましょうか〗
ぺちぺち!
『はじめるのだ~』
ぺちぺち!
「あ、あい」
結葉様たちに促されてしまいました。
『がんばるのだ~』
ぺちぺち!
姫ちゃん、頭からぶら下がっておでこぺちぺちしないで。
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