87章 オーバーカロリー
「ミサキちゃんは、好きなように食べてね。私に遠慮する必要はないよ」
ラーメンを食べたい気分だったので、ラーメンを食べようかなと思った。
ラーメンだけでは、カロリーは完全に不足している。追加メニューとして、餃子、鶏のから揚げを食べようと思った。
ミサキは家にある自販機で、みそラーメン5人前、餃子10人前、鶏のから揚げ10人前を注文する。これくらい食べておけば、3時間くらいはお腹をもたせられる。
「ミサキさんの家には、食べ物の自販機があるんだね」
「うん、これで好きな料理を食べているの」
アヤメはメニューの多さにびっくりする。
「これだけのメニューがあれば、飽きることはなさそうだね」
「うん。食べ分けることで、飽きないように工夫している」
焼き餃子10人前が焼きあがった。皮が香ばしい色をしていて、大いに食欲をそそった。
餃子の次に出来上がったのは、鶏のから揚げである。こちらについても、食欲をそそる色をしていた。
「ミサキちゃん、がっつりとした昼食だね」
「まだまだ食べるよ」
「すさまじい胃袋だね」
アヤメと話していると、味噌ラーメン5人前が完成。ミサキの昼食は完全に整った。
「アヤメちゃん、昼食を食べよう」
アヤメは小刻みに頷く。
「うん・・・・・・」
ミサキは味噌ラーメンを啜った。柔らかい味噌の香りが、体を包み込むこととなった。