258 ピカーっ
突然の名付けについていけなかったみんなが、いつものサーヤ状態です。
わぁ~あ。いつもはピカーっからサーヤのお目目隠してくれるクゥやフゥたちも
『目が~目が~』
ってゴロゴロしてます。壮絶です。
なのになんでサーヤが無事かと言うとぉ~
『うふふ♪一度やって見たかったのよぉ♪楽しいわね~♪』
と、イタズラが成功したわぁ♪と、ばかりに楽しそうな結葉様のおかげです。
パシッというよりむぎゅうに近いです。なぜなら
パシッ!と、おめめをふさがれ
シュパッ!と、素早く抱っこされ
むぎゅう♪と、結葉様のお胸にむぎゅうってなりました。
流れるような動きです。ジーニ様と違って優しいむぎゅうだったので息も出来ました。完璧なむぎゅうです。
〖サーヤったらひどいわ~!〗
何かきこえましたが、ひどくないです。きっと。
〖ひどいわ~しくしくしく…〗
…きこえません。
それで、
『ほら、サーヤ。もう収まったわよぉ。見てみて~♪』
と、結葉様が言うからお目目開けたら…
『目が~目が~』
と、この状態です。ベテランのはずのクゥとフゥたちがこれということは…
みゃ~『おめめ、いたいにゃ~』
『ココロしっかりするにゃ~でもニャーニャもダメにゃ~』
ふわぁ~ぁ、やっぱりぃ
新入りさんはもっとひどい···あれ?でも、もっともっと危ないのがぁ~?
「ふあっ!」
『きゅ~ぅ·····』
『『きゅ·····』』
『『『『『·····』』』』』
「ふぎゃー!ぽぽちゃーん!ちびちゃーん!」
わ~っ!もぐらさんたちが~
「ぽぽちゃ~ん!ちっかり~!」
うわ~ん!ぽぽちゃんたちが~!ねんねしちゃった~!
『いてて…え?あっ!』
『う~ん…ああっ!大変!』
いち早く立ち直ったクゥとフゥが慌ててぽぽちゃんたちの所へ!
『ぽぽ!しっかりしろ!』
『ちびちゃんたちもしっかりして~!起きて~!』
光に弱いもぐらさんたち、お父さんたちもみんな全滅です!
『あらぁ。ぽぽたちのこと忘れてたわぁ。ごめんなさぁい?』てへっ
しーん·····
てへっじゃないですっ!結葉様!
『大丈夫よぉ。しばらくしたら起きるわよぉ?···たぶん?』
しーん·····
たぶんじゃダメと思う~
「ぽぽちゃ~ん!」うわ~ん
『うう~ん』
「ぽぽちゃん!?」
大丈夫?
『う~ん。大丈夫なんだな。でもなぁ~二度目だども、慣れないだなぁ』
「ぽぽちゃ~ん」
良かったよぉ。でも、まだちびちゃんたちが~
『ま、まあ、どうしましょう』
「ふえ?」
若い女の人の声?
『私のせいかしら?困ったわ。ごめんなさい。どうしたらいいかしら?』
「ふわぁ~あ!!」
きらきらもふもふ~!!おっきい真っ白なもふもふ~!!
『大丈夫よぉ。モールたちはちょっと光に驚いただけよぉ。それよりもぉ』
「もふもふ!もふもふ~!きらきらもふもふ~!!」バダバタバタバタっ
『この通りだからぁ サーヤに触らせてあげてくれないかしらぁ?』
「もふもふ~!きらきらもふもふ~!」
バタバタバタバタ
『え?え?』
白雪ばぁば、ばぁばには見えないから白雪しゃんは訳分からないというお顔ですが、そんなの知りません!
「もふもふ!もふもふ~!」
バタバタバタバタ
『あ~あ、手も足もバタバタね』
『なんか、怪しい生き物みたいだな』
フゥとクゥの目が、すっごいジト目です。
『あのね~おばあちゃん。サーヤはね、もふもふが大好きなんだよ~。だからね~?さわらせてあげて~』
『え、ええ。もふもふがよく分からないけど分かったわ』
『だって~。良かったね~サーヤ』
「あい!」
ハクえら~い!ありがとう~!
『良かったわねぇ。サーヤ』
「あい!もふもふ~」
はやくはやく!
『じゃあ、白雪、行くわよぉ?』
『は、はい』
結葉様が白雪しゃんの背中に乗っけてくれました!
「ふぉおお~」ふぁさふぁさふぁさ
すごいです!ギン様ほどじゃないけど体も大きくなってます!もちろんもふもふパワーアップ!真っ白きらきらふわふわもふもふ~!お顔を埋めてスリスリもふもふ。気持ちいい~♪はっ!しっぽは?かさかさと背中の上で向きを変えてしっぽの方へかさかさかさ。
『え?あ、あのあの?』
『うわぁ~サーヤがおばあちゃんの背中で泳いでるね~』
『そうねぇ亀じぃみたいねぇ~』
『ワシはあんな風に見えとるのかのぉ』
『いや?何か違うの』
いつの間にか復活したメンバーが不思議な?不気味な?動きをしてるサーヤに注目···
かさかさかさかさ
あった!しっぽ!もっふん!
「ふああああっ」きらきら
しっぽも、ふかふかもふもふ~♪
「ふへへへ。しっぽ、もふもふ~♪♪ふへへへ」すりすりすりすり
ぴゅい『でた』
きゅい『でたね』
ぴゅいきゅい『『ふへへへ』』
『あ~お口のまわりが』
『きらきらきら~』
『『白雪おばあちゃん食べられちゃう』』
『おめめが~』
『きらきらとおりこして~』
『とろとろ~?』
『『『とけてるね~』』』
みゃ~ん『ねぇね、さーにゃにゃんがへんにゃ!』
『ココロ、あれは一種の病気にゃ。不治の病にゃ』
みゃ!『なおらないにゃ!?』
「ふへへへ~♪もふもふもふもふ~」
みんななんか言ってるけど知りません。ふへへへへ
『あ、あの?そろそろ···』
『おばあちゃん、まだ無理だと思うよ~』
『ええ?』
「ふへへへ、もふもふ~ふわふわ~もふもふ~♪」すりすりもふもふ~ん♪
『うふふ。あ~♪やっぱり楽しいわぁ~♪』
〖あ~ん!ずるい~私もあっちに行く~〗
〖ダメです。ジーニ様。バートから聞いてますよ。これからは私がお目付け役となりますので、悪しからず〗
〖いーやー!〗
〖ふふふふ〗キラリっ
医神エルンスト様、バートさんからの刺客?
「もふもふもふもふ~ん♪」
『うふふ♪』
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サーヤの病気、再発です。