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『ハッピー・デス・デイ』 ビ○チの人生再生物語【80点】

【あらすじ】



  誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、自分が殺される誕生日を何度も繰り返すことになる姿を描いた新感覚のタイムループホラー。

「ゲット・アウト」「スプリット」「ハロウィン」などホラー、サスペンス作品を数々ヒットさせているプロデューサーのジェイソン・ブラムが製作。

 イケてる女子大生で遊んでばかりのツリーは、誕生日の朝も見知らぬ男のベッドで目を覚ます。慌しく日中のルーティンをこなした彼女は、夜になってパーティに繰り出す道すがら、マスク姿の殺人鬼に刺し殺されてしまう。

 しかし気がつくと、誕生日の朝に戻っており、再び見知らぬ男のベッドの中にいた。その後も同じ一日を何度も繰り返すツリーは、タイムループから抜け出すため、何度殺されても殺人鬼に立ち向かうが……。

 主演は「ラ・ラ・ランド」にも出演したジェシカ・ロース。監督は「パラノーマル・アクティビティ 呪いの印」のクリストファー・ランドン。



【因幡さんの映画語り】



 タイムループ版ホラー。

 殺人鬼に殺されるたびに、過去に戻ってしまう女性を描いている。

 殺人鬼はベビーマスクをかぶった典型的なもの。

 ホラーとなっているが、コメディ部分が多く、残酷描写はあまりない。



 女子大生ツリーは、酒に酔ってしまい、知らない男のベッドで目覚めた。

 ふてくされた態度を取りつつ自宅に帰宅、パーティに参加する道の途中で、オルゴールが鳴り響き、ベビーマスクをかぶった殺人鬼に殺されてしまう。

 ツリーが目をさますと、また同じ日付で、見知らぬ男のベッドで目を覚ました。

 悪夢かと思い、パーティに参加するものの、またそこで殺人鬼に殺される。

 そして再び、見知らぬ男のベッドで目覚めてしまう・・・。



 主人公のツリーは性格が悪く、ビ○チで、誰から恨まれているのかわからない状況である。

 母親を亡くしたのが原因だとしても、かなりひどい。(笑)

 タイムループの途中でやけになり、真っ裸で外を歩く図太さを持っている。

 そんなツリーが人生を見直していく物語だともいえる。

 ほかにも、ツリー以外のキャラクターたちが立っており、ホラーという陰惨さをなくしてくれている。

 タイムループを繰り返しながら、殺人犯を追うというのが、物語の構造となる。

 オチはまさしく「なんでそんなことで人殺すの?」という主人公の言葉をそのまま贈りたい。



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挿絵

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