07 仲間の実力チェック
「どうやったらそんなに魔力がある身体になるんですか。」
「かなり小さい頃から魔法を使いまくってたからじゃないかな。」
「そして、もう着くぞ。」
「じゃあ俺は寝るから、おやすみ。」
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「今日は君の実力を確認したいと思う。」
「てゆうか、名前ないの?」
「そういえばないですね。」
「じゃあ名前を考えよう。」
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「そうだ。アガリアレプトにしよう。でも呼びにくいから、アレプトって呼ぶね。」
「じゃあ今度こそアレプトの実力を確認したいと思うよ。」
「どうやって確認するんですか?もしかしてロベル様に魔法をぶつけるのですか。」
「さすがにそんな事はしないよ。」
「魔物とか魔人と戦って実力を確認するよ。」
「よっしゃ、やってやりますよ。」
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「じゃあ、まずゴブリンを相手にして戦ってもらう。」
力加減を間違えたらロベルに怒られると思うから、無難に火魔法を使うべきだな。〈火球〉だけで倒した方が我が強いということを分かってもらいやすいだろう。
「おー、〈火球〉だけで倒せるのは最初にゴブリンを倒した俺より強いということが分かったのはいいことだな。」
「そういえば、火魔法以外で使える系統魔法ってある。」
「風魔法と闇魔法がありますけど?」
「闇魔法ってどのくらい使えるの?」
「中位くらいまでなら使えますけど。」
何がしたいのだ、ロベル。なんか、嫌な気がするのだが。
「なら、今度、闇魔法を教えてくれる?」
「分かりましたけど、知る必要ありますか?」
「十分強いと思いますけど。」
これ以上強くならないでくれ。この世でお前を止められるやつがいなくなるだろ。
「俺より強いやつがいるかもしれないからな。もっと強くなりたいし、魔法で出来る事の限界を知りたいからな。」
絶対知らなくていいだろ。
「あと、魔眼を使えるようにしたいから、その魔眼を後で使って鑑定させてもらうね。」
は、魔眼を使えるようにしたい?そんなことできるのか。
「もうすでに、遠視眼と透視眼を使えるようになってるから大丈夫だよ。」
コイツと一緒にいると感覚がおかしくなりそうだな。
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その後、さまざまな種類の魔物と戦わされた。
「今度は魔人と戦わせたいな。じゃあ、〈索敵〉を使って探そうかな。」
まだ戦わされるのかよ。いい加減にしろよ。
「見つけた、じゃあ行こうか。」
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「複合魔法まで使っていいですか。」
「勿論使っていいよ。」
サクっと終わらせて早く帰るぞ。
じゃあ〈闇火炎竜巻〉を使って終わらせよう。
「倒しましたよ。」
「何あれ、複合魔法だよね、使い方教えてよ。」
「分かりましたよ。ざっくり言うなら、中位と下位の魔法を合わせたんですよ。」
「そんなことができるんだ。なら、もっと強くなれそう。」
あー。使うべきじゃなかったな。