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俺は復讐内容を考え再びレイカの事務所にやってきた。
インターホンを押すとすぐに返事がかえってきた。
レイカがドアを開け出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ、　復讐内容はお決まりですか？」
レイカが俺に尋ねる。
「はい、決まりました」
「どういった復讐をするのでしょうか？」
「俺の通っている学校にまつわる怪談を利用して奴らに復讐しようと思います」
「それは難しいですね...」
俺は尋ねる。
「なぜですか？」
「学校の怪談を利用してオカルト現象を引き起こすこと自体は可能ですが、ターゲットを学校に集めるのは私にはできません」
やはり俺の予想していた通りだ。オカルトによって人を移動させることはできないらしい。
「奴らを集める方法に関しては俺が考えました。奴らはきっと集まるでしょう。」
「集まるというならやってもいいですが、何故学校なのですか？」
レイカが俺に尋ねる。
「奴らに対して個別に復讐をするならその分手間がかかるし、オカルト現象は地味なものになってしまうでしょう。
俺は俺の親友をいじめた奴らが許せない。また、学校での因縁は学校で晴らしたい。　そして、俺自身が派手なオカルト現象を見てみたいからですね」
レイカの感情の色が少し明るくなった気がした。
「あなたって変わっていますよね」
「そうかもしれませんね」
レイカは続けていった。
「分かりました。学校の怪談を利用して復讐をしましょう。それと...」
レイカは何か俺に聞きたそうだった。
「何ですか？」
「あなたの親友はあなたにとってどういう存在なのですか？」
「俺の目は特殊で生まれつき霊などを見ることができました。それが原因で周りから避けられがちだったんですけど彼はそんな俺の事も受け入れて親友として接してくれました。俺にとって彼はかけがえのない存在なんです。」
「霊が見える？」
レイカは少し驚いた様子でそう言った。
「はい、信じられませんか？」
「いいえ、あなたの様子を見るにあながち嘘ではなさそうですし」
レイカの感情を見るに疑ってはいないようだ。
「素敵な親友がいてうらやましいですね。」
そういうレイカは少し寂しそうな様子だった。
しかしすぐにいつものような感情にもどって、
「それでは具体的な計画を聞かせてもらっていいでしょうか？」
「分かりました...」