昔話
遥か昔、桃から生まれた桃太郎は猿、キジ、犬をお供に鬼ヶ島にいる鬼たちを退治しました
それから時が過ぎ、現代2021年、地球から遥か離れた鬼たちが住む惑星オンゴルン星、ここに昔退治された鬼の子孫たちがいた
昔話に出てくる鬼たちは実は宇宙人であり、昔、地球を支配しに来ていたのだが、そこ頃の鬼たちは宇宙船はあったのだが、たいした化学力もなかったので、桃から生まれた人間なのかどうかよくわからない桃太郎たちに討伐された
そして桃太郎から逃れた鬼たちは乗ってきたスペースシャトルに乗って地球から脱出したのだった
それから宇宙をさ迷い、惑星オンゴルン星を発見する
長き時をかけて鬼たちは独自の文化と科学力を発展させていた
国王シユギナーカルドは遥か昔の遺伝子に刻まれた記憶に悩まされていた
シユギナーは一年以上前からある夢を見ていた
それは遥か昔、ご先祖様が地球にいた頃の記憶だった
ご先祖様は地球で桃太郎たちに酷い惨殺にあい、その記憶がシユギナーを苦しめていた
国王シユギナーカルドは王座に座りながらある決心をした
地球を侵略してやろうと
シユギナーは右手に持っていた黄金のコップの中に入っていた飲み物を飲み干すと、控えていた王子を呼ぶ
(ゼイラスよ、地球を侵略することに決めたぞ)
ゼイラスは膝をつきながら(いよいよですね、父上)
と言う
回りには幹部のものたちが控えていた
幹部の一人である郡司のフロードスカーツェスは言う
(あとしばらくすれば我が軍が集結します、いましばらくお待ちください、シユギナー様)
シユギナーは(ウム)と言うとバルコニーにでて、外を眺めながら美しい空を見上げた
シユギナーの指揮のもと軍を編成が終わろうとしていた
シユギナー王は皆に言う
(皆よ、ついに我々の祖先の屈辱を晴らす時が来ようとしておる
地球人を根絶やしにし、奴等に我々の恐怖を与えてやろうぞ
思う存分、暴れてくるがよい)
皆は歓喜するとテーブルに乗っていた祝杯の酒が入っているカップをとって飲み干した
地球には危機が訪れようとしている
まだ、誰もそんな事が起こるとは予想もしていなかった
地球には、防衛ラインとされる星たちがあり、この事から地球はやがて対応に終われるはめになった
鬼たちの戦力はそれほど強大なものであった