第3話 ダークエルフとエルフのシャーマン(9)
そう、今度はね、麗しいサラさまの率いる各種族混合の漢戦士達の勇んだ声色での台詞はなく女性達……。
そう、アマゾネス達の声色での、荒々しく勇んだ台詞が多々聞こえてきた。聞こえてくる。
だから声音と〈ドドド……〉と勢い、荒々しく多々聞こえてくる。地面を揺るがすような足音が鳴る方へと視線を変えてみる。
そう、変えて凝視をしてみれば、あ、あれ? と、思うこと。と、いうよりも? 思う者達。種族のアマゾネス達の勇んだ姿と容姿──。
その場の刹那! 物々しい! 殺伐! となり始めた光景が映り。確認できる。
そう、できるのだが。只? 気になること。と言うか?
何故? 何で? サラ率いる多種族混合漢戦士達を助けるようにと、いうか? 彼女の隊に連動するように武に秀でた上に、他種族、だけでないな。同種のオス達男に対して、媚び諂うことをよしとしない。大変にプライド、自尊心強いオーク種族のアマゾネス達が、サラ率いる先鋒隊、他種族の漢戦達を庇う、連動するように突撃! を決行しているのだろうか?