第8話 驚愕! 驚嘆!(6)
う~ん、どうやら彼女は? 異国。外国で産まれ育った女性ではないようだよ。
だって僕の目の先で横たわる彼女の小さな顔には、不釣り合いと思える程の、大きなクマ笹の葉に良く似た耳が左右にある。
そう。持つ女性だから。僕は彼女の人ではない容姿を見て確認をして。したから。
先程僕は驚愕、驚嘆まで漏らす、というか? 吐いたのだ。
驚愕の余りにね。
でッ、その後は動揺、困惑をしているのだよ。異国情緒溢れる金髪……のではなかったね。
地球外生命体である彼女に対してね、だよ。と、いうことで彼女は?
そう、僕のボンゴの後部座先に横たわる彼女、金髪ロングの髪と大きな笹耳を持つ女性は、どうやら僕達人間とは違う。異なる生命体。人物のようだ。と、なれば?
僕はこの女性(ひと)は、【宇宙人】さんかな? と、直ぐに思ったのだ。
と、いうか?
あの時は思う。僕は思ったのだ。
だってあの頃の時代は【昭和】。今の【令和】の時代のように、異世界ファンタジーがごく当たり前の時代で、僕は世代ではないからね。昭和のおじさん達はね……。