第8話 驚愕! 驚嘆!(4)
「えぇ、えええ~!」と。
声を大にして叫ぶ僕だよ。でッ、その後は?
「な、何だ~? これはぁあああ~?」と。
また声を大にして叫んだ。驚嘆を吐いた僕なのだが。僕の驚愕と驚嘆を放ち、漏らす行為は、未だ収まりそうにもないのだ。
だってさ? 僕が彼女……。
そう、異国情緒溢れる金髪、洋式の鋼の甲冑を身に纏う異国の女性の装着、被っている兜、頭鎧を外す、脱がしてみると。
僕の思い。予想通りでね。彼女の美しい金色の長い髪は濡れていた。いたのだよ。
だから僕は、異国の女性の濡れた髪を何とかしないといけない。いけないよね? と、思いつつ、己の目線を彼女の美しい金髪から他所に。
そう、彼女の顔、容姿を確認する為に視線を変えた。変えたのだ。と、同時に。僕の目に不思議な物が、というか? 大変に大きな物が目に映ったのだ。
だから僕は、『何? 何だ、これは?』と、思いながら。
その大きな物を注意深く見て、見ながら。己の指先で触れ、触り。摘まんでみたのだよ。
すると? 『ムニュ』と、柔らかい感じ。感触が、僕の指先へと伝わってきたのだ。