第2話 僕の嫁はオークの酋長!(2)
アッ、ハハハ~。ない。ないのだ。
だって少年は、彼の知るエルフの女性からちゃんと彼女──。此の国の女王アイカさまの身の周りの世話をするお婿さまになる説明……。
と、いうよりも?
エルフの彼女に嘆願、お願いをされて、少年は了承……。
その後時がきたので、この度召喚をされて、この異世界の亜熱帯の大陸の一つ此の国の王になるために召喚をされたから。
最初の時は、初めて逢う己の王妃である女王アイカのオーク種族としての容姿と、いうよりも?
夫婦の今後の生活の話しをする前に、己のお妃さまから。熱い接吻と優しく熱い抱擁……。
そう彼は? 此の国の女王アイカから、己の意識が朦朧としている最中に一方的に、妻的振る舞いを愛情一杯に注がれたから。動揺、困惑、絶叫、驚嘆を漏らしただけで。このように時が過ぎ、少年の気も落ちつき、安らげば、己の妃である女王アイカの、思うがまま好きなように任せる。
それが? 彼の知るエルフの女性の希望であり。女王アイカの要望でもあることを少年は知っているので。妃が己の肢体に甘え、貪ろうが放置、無反応で周りの景色を確認している。