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不仲

いさむが教室に戻って来ると、みれいは心配していさむを見た

みれいはいさむを一目見ただけでわかった

みれい

(あっ、いさむ、最悪だ、アイツらに何かされたんだ)

みれいはいさむが不良たちに何をされたのかわからないが、創造するにこれは完璧にいじめだと、確信した

みれいは椅子に座るとまだ先生は教室には来ていなかった

みれいは心の中から気持ち悪さと、不良グループに対する嫌悪感と怒りでいっぱいになった

思わず吐き気がする

チラリと不良たちの一人を見ると、不良は物凄く晴れやかな顔をしていた

みれいはこれから起こる事を予想して泣きそうになった

顔を机に倒して、寝たふりをした

ふりをしながら涙が少し出た

みれいは本当にいさむが大切だった

小学生の頃、いさむと話していていつの間にか毎日、気がつけばいさむの事を思っていた

いさむの事が大好きだと初めて感じたのは小学生を卒業する日だった

もう、中学生になっていさむと同じ中学校に通ったとしても、同じクラスになるとは限らない

ちがうクラスになれば、いさむとの接点はなくなってしまう

卒業式の体育館でクラスの子達と並んでいたときに痛感させれれた

まだ、女性同士なら話は早いが、男子だと話はちがう

女子が好きな男子を簡単にクラスがちがう男子のクラスに行くのは到底無理だった

みれいはふっと、近くに並んでいるいさむをチラリと見た

すぐに前を向いたがドキドキする感情が止まらなかった

本当に今日で小学校が終わるんだと考えると、中学校でおいそれといさむに会うことは出来ない

自分の想いはいさむには伝えてはいない

でも、もう明日から大好きないさむと会えなくなるのかと思うと、心臓がキリキリと痛み始めた

自分でも認めたくないくらいいさむと初めて会ってからなんとなく話して、いつの間にか喧嘩するほど仲良くなったのはいさむが初めてだった

なぜ、みれいはこんなにいさむの事が好きののかわからなかったが、とにかくいさむでなければこんなにもドキドキした感覚や陶酔するような感覚も他の男子と話す時には決してなかった

体育館で先生の話を聞いているふりをして、みれいは思った

いさむは私の事をどう思っているんだろう

あんなにいろいろな喧嘩や楽しい話をしたんだから、多分、いさむも私の事が好きなはず、そうだ、いさむは絶対に私の事が好き飲んだ

と思ったが、同時にもしもその事は私の勘違いならどうしようと思った

その時、気分が最悪になり、みれいは倒れてしまった

突然、みれいが倒れたことで、その場にいた、教員や全生徒たちも同様しながら騒ぎ立てて、みれいはすぐに保健室に運ばれて、式に出ることは出来なかった

式が終わるとみれいは保健室でまだ、寝ていたが、忙しさもあり、保健室の先生は別の仕事に終われていなかった

式が終わると心配したクラスメイトの女子は、なんにんかきた、男子は恥ずかしさもあり、数人しか、来なかった

その中にいさむもいたが、回りには男子と女子がいたのであまり話す事が出来なかった

ある程度の時間になると、男子も女子も家に帰った

いさむも帰った

みれいは本当に悲しくなりながら親が迎えに来てくれると聞いたのでそれを保健室のベッドに寝ながら待っていた

それこら1時間半も過ぎるとドアが開いた

みれいは両親が来たのかな、と思い待っていた

するとそこにはいさむがオレンジジユースとお菓子を持って来たのだ

みれいが驚いて聞くと、どうやらいさむは一度、家に帰り、どうしてもみれいの事が心配になって途中、コンビニでジュースとお菓子を買って、来てくれたのだった

そんな事が会って、みれいはあまりにも嬉しすぎて、いさむに告白しようとしたが、どうしても勇気が出なくて何も言えなかった

ようやく両親が迎えに来るまでいさむはずっと、なんだか楽しい話をずっとしてくれた

いさむと別れると、今までの小学校の時間がタイムスリップしたように思い出されて、家に着いた

みれいはあまり気分が良くないと母親に言うと、自分の部屋にいきベッドに寝て明日からもう、本当にいさむに会えないんだと思ったら涙が止まらなかった

みれいは寝たふりをしながらそんな事をふっと、考えていたら、いさむをこのまま不良たちにいじめの対象にされる訳にはいかない、今度は自分が助ける番なんだと強く思った

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