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1話 サボり部初潜入!?

舞台 
全寮制私立夢高同むこうど学園
幼稚園から大学まで揃っている珍しい施設

ルール
1.授業は出なくてもいい代わりに
試験強制参加

2.部活強制参加所属

3、授業中、試験中に邪魔したら退学

一話

中等部1-A 教室にて。佐藤先生vs不登校気味女子の戦いが繰り広げられていた。

佐藤「ゆき、せめて教室に行こう」

「お断りします」

佐藤「なんで?」

嫌がらせされてるなんて言えない......

佐藤「面倒だと思うけど頑張ってほしい」

「はい」

あー、めんどい。
佐藤「あと、今から校長来るから」

「え!?」

と言ってる間にガチャ、と扉が開いた。

校長「お邪魔してもよろしいですか?」

佐藤「どうぞ」

校長「|前立雪まえだゆき 頼みがある」

校長は席に座らず、唐突に話を進めてきた

嫌な予感しかしない.....

校長「サボり部の監視をしてほしい」

「なんですか、それ?」

校長「問題児男子3名で結成された謎の組織だ」

「怖すぎるんですけど!?」

佐藤「まぁ、大丈夫っしょ」

「なにが大丈夫なんですか!!」

佐藤
「まぁいいだろ?どーせ不登校なんだし」

扱い雑だな.....けど断るのも気まづい

「監視って、サボり部の活動報告をすればいいんですか?」

校長「ただ、問題が起こらないようにしてくれればいい」

私の力じゃ無理.....

「......分かりました」

いやいやわかってないけど!

混乱しすぎて
真逆の言葉を言ってしまった.....

校長「先生、サボり部の課題を部屋まで持ってきてください」

佐藤「分かりました」

「え、今から行くんですか?」

校長「もちろんだ」

仕方なく校長についていく事に。

エレベーターで地下6Fへ行き、
そのまま通路を真っ直ぐ歩く。

「この学園って何階まであるんですか?」

校長「地下14Fはまで。ちなみに最上階は130Fだったような.....」

「そんなにあるんですか!?」

校長でも曖昧らしい

校長「ついたぞ」

大きな洋風扉の前で立ち止まる。

校長「じゃあ、あとはよろしく」

「は!?」

校長はせっせと去っていった。

何もかもついていけない......

一人で入る勇気もないので、ここで佐藤を待つか

...数分後...

佐藤到着。

両手で持ってるカゴ二つには大量の宿題が入っていた。

佐藤「あれ、まだ入ってなかったのか」

「一人は怖いですよ!」

私がドアをノックする。

男子「早く入れ~」

「失礼します」

扉を開けて中へ入ると......

ものすごくお洒落で、体育館並みに広い部屋だった。

Helloと書いてあるTシャツの男子が一人、ソファに横になってくつろいでいる

男子「で?」

男子が一文字発しただけなのにとてつもなく現場の空気がピリついた。

男子「またスパイか?」

先生「....そうだ」

待って!それ言っていいの!?

佐藤「陸、女子に手を出したら許さんからな」

陸「何もしねぇよバーカ」

陸くんはソファから起き上がる。

佐藤「ちっ こんな部屋勝手に作りやがって」

陸「ちゃんと許可取ってるわ!」

仲悪すぎるんですけど......

陸「それ置いて出てけ」

佐藤「雪、あとはよろしく」

「え!?」

佐藤は大量の宿題を置いて出て行った。

マジですか......

陸「よいしょ」

陸くんは立ち上がり、カゴごと特大テーブルに乗せた

陸「これ分けるから手伝って?」

今、別人みたいに雰囲気が変わったような....?

「あ、はい!」

早速プリントに貼ってある付箋の色で仕分けをする。宿題は中1、高1、高2の内容だった。

陸「俺は#飛中陸__とびなかりく__# アンタは?」

「雪です!よろしく」

陸くんって、すごい爽やかな感じがする

「敬語だと他のメンバーに怒られるからタメでよろしく^_^」

「分かった!」

陸「ところで、何でスパイをやろうと思った?」

「いや校長に頼まれちゃったし、なんか断れなくて」

陸「はははっ そりゃ災難だなww」

確かに。

「あのさ、気になったんだけど前にスパイがいたの?」

陸「いたけど会ったことねぇ」

「そうなんだ?」

陸「そいつトラブル起こして退学したって」

「まじ!?」

陸「マジ」

いろいろ大変そう....

ピコン♩

ここで陸くんのスマホが鳴る。

陸「後でもう一人来るってよ」

「了解!」

仕分けが終了。

陸「これ重いし雪のやつ2番ロッカーに入れとくから」

「ありがとう」

鍵をもらって、ロッカーを開くと、一人分とは思えないデカさだった。

驚きながらもプリントを少しだけカバンに詰めてロッカーを閉める。

すると、ガチャ 扉が開く

男子「やっほーい!!」

子供っぽい少年?が登場

陸「一応名前だけ伝えといた」

「はーい」

「ハイパーポジティブな正樹くんでーす!雪ちゃんよろしく!!」

「よろしく!」

陸「自己紹介ダサッ」

正樹「じゃあ世界一腹黒い男で!」

陸「自分で言うのかよ!」

正樹「だってそれしかなくない?」

陸「更にパワーアップしてるわ!」

正樹「そーなの?」

陸「別の意味で」

正樹「マサキは進化した!」

陸「やかましいわ!」

私は漫才見てるのかな.....

何を言えばいいか分からないので適当に呟いてみよう。

「それにしてもこの部屋すごいな......」

正樹「確かに!」

全て高級な家具、洋風な壁紙、床は大理石。

お風呂、洗濯機、キッチン、冷蔵庫など、一応
生活できるくらい色んなものが揃っている。

「先生がこの部屋勝手に作った、とか言ってなかった?」

陸「あー、俺が校長に頼み込んで無理やり作らせたww」

「えぇ!?」

正樹「おっと?闇が見えますね~」

陸「あってもお前なんかに話さねぇよ」

正樹「ひどいなー」

陸くんは一瞬だけ怖い感じになったけど、すぐに元に戻った。

陸「そうだ、連絡先交換しとく?」

正樹「僕も!」

「いいよ!」

チャット交換完了
(チャット=LINE的なアプリ)

陸「って事で仕分けしてくれたし、もう帰っていいけど」

正樹「会ったばっかなのにぃ」

陸「考えてみろよ?」

正樹「え?」

陸「佐藤に雑に扱われた挙句、訳も分からずここに放りこまれたんだぞ」

大正解

正樹「それは大変だ!」

陸「暇になったらいつでも来な?」

「うん!お邪魔しましたー」

部屋を出る。

私が疲れてるのを察してくれたみたい

寮個人部屋に戻ってゆっくり休もう

続く!

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