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総集編 用語・地名編 今からでも間に合う「創世神話(改)」

●惑星エラーラ
 セルム恒星系第三惑星。宗主国であるウルクストリアの他に、北に位置する東インシュバルと西インシュバル、南のエラスタリア、西のアスタリアがある。
 人々は十二の月(①エニーラ、②フェビーラ、③マルーラ、④アビーラ、⑤メウイーラ、⑥ジュニーラ、⑦リオリーラ、⑧アウギーラ、⑨セブティーラ、⑩トゥリーラ、⑪エディーラ、⑫フェディーラ)の下で生活する。

●エルディナ
 エラーラの古い言葉で『水の地』を意味し、ストーレと呼ばれる豪雨が降る。

●ソルディナ
 エラーラの古い言葉で『火の地』を意味し、一切雨が降らない乾燥地帯。ただ一つの大陸の周辺部に山脈があり、盆地構造となっているために、いわばフェーン現象によって高温乾燥となる。

●ストーレ
 毎日必ず昼に降る豪雨。海陸風によって日中は海からの湿った風が大陸に向かって吹く為、豪雨となる。夜に風向きが変わることにより止む。

水原(カレル)
 エルディナの平野部が水に覆われた部分。平野部をストーレの浸食から守るために作られ、天蓋都市は 水原(カレル)上にある。

※ 惑星エラーラの地理気象に関する詳細は「第1章 6 エルディナの月」参照。以下抜粋
 徹底的な湿潤のエルディナと、徹底的な乾燥のソルディナ。一つの大陸上に、このように両極端な気候のみが存在するのは、表面積の約八割を占める海洋と、外縁部に山脈を連ねた大陸の特異な地形、そして、絶えず吹いている強い海陸風の影響に因るものらしかった。
 日中は、赤道直下にあって高温となるソルディナが非常な低圧帯となり、強い風が海洋から大陸に向かって吹く。この温かくて湿った風は、大陸の外縁部に切れ目無くそびえる山地山脈にぶつかり、エルディナに多量の雨を降らせる。これがストーレである。それに対し、言わばすり鉢の内側であるソルディナには、海洋からの湿った空気が流れ込んでくる隙間は無く、したがって雨も降らない。さらに、エルディナにストーレを降らせた風は、乾燥した熱風となって山脈の内側へと吹き下ろし、ソルディナを灼熱の不毛地帯にしていた。
 熱風が吹き下ろす理由とは、端的に言えば、大陸規模での日常的なフェーン現象である。
 海から吹いてきた風は山脈によって押し上げられ、気圧の変化によって膨張して温度が下がるが、水蒸気が凝結して雲になり、雨を降らせる時に液化熱を放出するため、湿潤断熱効果によって温度はあまり下がらない。雨を降らせて乾燥したこの風が山越えすると、山脈の反対側を下りながら気圧の変化によって収縮するが、今度は乾燥断熱効果によって最初の気温以上に温度が上昇する。

 
挿絵




●惑星ラダス
 宇宙連盟に属し、事象分析局がある。
●惑星タワス
 宇宙連盟本部がある。

●惑星セナン
 銀河標準時で約三万三千年前にその太陽がスーパー・ノヴァを起こして消滅。地球でも爆発が観測され、残骸は帆座ガム星雲と呼ばれたという。
●ナーランの谷
 惑星セナンにかつて存在した伝説の里で、一年中美しい二重の虹が架かる。

●タウ・ケティ(鯨座タウ星)
 移民船ホープ号が目指した恒星で、太陽系からの距離11.8光年にある。

●地球(テラ)
 ロウギ・セトの生きる時代には、すでに存在せず、詳細の記録も失われている。
 ナーサティアによるエルリーダの転生先。
●惑星メイザ
 ナーサティアによるアスナールの転生先。詳細は第4章で。



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