第5話
~優菜side~
あーあ始まっちゃったよ内心言うとこんなんする必要ある?
普通に話すればええやん
ま、やる言うてもうたんやからしょうがないけど参加するしかないな
明「じゃあじゃんけんして順番決めるか」
結「せやなぁじゃあいくで」
全員「最初はグー」
全員「じゃんけんポン」
結「✌」
蒼「✊」
優「✊」
明「✊」
結果は……結子が負けた
結子から時計回りで回ることになった
私は結子の隣にいるから一番最後
あいつより先に恋の話をして黙らそうと思ってたけどまぁあいつが恋の話を引かなければええ話やし
結子が当てたのは……恋の話
結子はあまり恋話ないって言ってたけど
結「始めるね私の好きな人は……」
部屋が静まり返っている
結「夏樹なんだ実は中一ぐらいのときからずっと好きでもう卒業しちゃったら会えなくなるからLINEもらうか告白するかとりあえず何かしようと思ってる」
まぁ私は知ってただって今日の遊園地で夏樹のとなりにずっと居たから
想像どうり
蒼「次私の番やな」
蒼衣が当てたのは……面白かった話
蒼「私の面白かった話は……」
あーおもんなはよ終われやマジであんたが喋っても誰も話聞いてへんやろこっちも無理やり笑うのしんどいねん
蒼「これで終わり」
優「あはっwwめっちゃ面白かった(そんなん思ってるわけないやろ)」
明「引きまーすっ」
明里が引いたのは……怖い話
明「寝れないくらい怖い話するなぁ」
明「なんか私の家に仏壇があるねんんでお父さんがその線香の煙をスマホで取ったら……人の顔が写ってた」
優「うっわ怖い怖いなんか気配感じるねんけど」
蒼「ゆうな~そんな怖いこと言わんといてやぁ~」
優「うそうそ(うわきっしょぶりっこやん拒否反応出そう)」
優「じゃあ私の番やな」
来い恋の話
私が引いたのは……恋の話
やったね狙い通り
優「私の好きな人は和馬、和馬のことは小学生の時から好きだったんだ修学旅行終わったくらいに告ろうと思ってる」
あいつは絶望的な顔をしている
あいつは
蒼「私も…私も…和馬のこと好きなのに……」
なんて言ってる本当ざまぁだわ目の前から早く消えろよ
蒼衣とっとと消えて