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サーシャは思った。

(そーだ、いつだってゆうくんは優しい

人なんだ、本当に強いな)

サーシャはゆうとの出会いの時の事を

思い出した。

そしてゆうの過去に悲しい事があった

ことを思い出して悲しい顔をしたが、

すぐに笑顔になって言う。

(じゃあ、ゆうくん、この宝くじ今日か

ら換金できるみたいなんでいこうか)

ゆうは(そうだね、いこうか、じゃあ私

はシャワーを浴びてくるから準備して

おくれ)と言った。

サーシャは(わかった)と言う。

ゆうはタンスから下着とタオル、バス

タオルを取り出すとお風呂場に向かっ

た。

パジャマと下着を脱ぐと、ドアを開け

て中にはいった。

ゆうはシャワーの温度を42度に設定す

ると蛇口をひねって暖かいお湯が出る

のをまった。

少しすると暖かいシャワーのお湯が出

る。

ゆうはからだ全身にシャワーのお湯を

かけてまず、体を温めた。それからタ

オルをお湯に浸して、デオウドと言う

黒いボトルにはいった全身が洗えるボ

デイソープを4回ほどタオルにかける

と、全身を洗う。そのあと、綺麗にお

湯で流すと、髪を洗うために青いボト

ルを手にとった。

ザクセスと言うシャンプーの蓋を開け

ると髪にかけた。髪をよく洗い流すと

気持ち良さそうにお風呂場を出た。

ゆうはバスタオルで体をふくと、下着

を着けてズボンと洋服を着た。それか

ら鏡を見ながら髪を整えるために、ス

ーパーハードジエル、ルキナスを使っ

て、髪を整えた。

サーシャの所にいくと、ズドーンと落

ち込んでいるサーシャを見た。

ゆうはビックリしながら言う。

(サッ、サーシャどうしたの)

サーシャは涙目になりながら言った。

(タンスにしまってあったはずの通帳

が、どこを探してもないんだ、どーし

よーゆーくん)

それを聞いたゆうはドキッとした。

ゆうはあちゃーと思いながらひきつっ

た顔をしながら言った。

(あっ、あのさ、サーシャ)

サーシャ(なに)

(ゆうは生唾を飲んだ。

(いっ、いやあね、この間、酒を飲んで

さ、たしかその時通帳をポケットにし

まっていたような気がする)

サーシャは驚きながら言う。

(えっ、なっ、なんでお酒を飲んでポケ

ットに通帳しまうの、それで通帳は)

ゆうは腕を組んで少し考えてから答え

た。

(あっ、あー、たしか、洋服洗ったから

さ、多分洗濯機の所に落ちてると思う

よ)

サーシャは怒りながら言う。

(ちっ、ちょっと、ゆーくん、もしもい

っしょに洗濯してたらどうすんのさ、

もー、本当に勘弁してよね)

と言って洗濯機の所に行く。

サーシャが帰ってくると怒りながら言

った。

(もー、ゆうくん、洗濯機の下にあった

よ、これからは本当にきおつけてね

それを聞いたゆうは頭を書きながら

(ごめん、ごめん)と言った。そして2人

は持ち物をチェックすると部屋のドア

を開けて外に出た。

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