最終回【AI分析キャンペーン】分析レポートを大解剖④
AI分析レポートをより見やすく、わかりやすく、役立つように。そして皆さまの疑問にお答えするキャンペーンもいよいよ最終回。
今回も第2回ツギクル小説大賞で、最高得点714aiを獲得して見事「AI審査賞」に輝いた橙真さんの作品「金色の師弟」を参考にお届けします。
最後に当選した方の分析レポートの発表もさせていただきます。
【AI分析レポートを大解剖】その④
※ご紹介するレポートの内容は、マイページに届くフルバージョンです。各作品ページで一般公開されている簡易版レポートには無い項目も含まれています。
文章の傾向と文章の構造
吹き出しでマークされた評価グラフは、各項目ごとに診断した総合結果です。
「金色の師弟」を参考にみると、この作品は「大変軟らかな文章の傾向ですが、構造は複雑」なようです。
「ニコニコマーク」の評価は、前回ご説明したとおり5段階評価です。
■ 文章の傾向
・ひらがなの出現率
・特殊後の出現率
・地の分とセリフの割合
・空行率
ひらがな、セリフが多めで空行が多い方が文体が軟らかそうなイメージがありますよね。
歴史系などは、やはり硬めの傾向にでやすいようです。
いずれにしても、いま流行りのファンタジー作品群との比較なので、ソフトな文調が流行っていればソフトなもの、ハードな文調が流行っていればハードなものが中央値として採用されていきます。
■ 文章の構造
・異なり形態素比率
一度しか使われていない形態素がどの程度あるのか
・単語の重複率
上記とは逆に重複した単語がどの程度あるのか
この2点を同時に分析することで、語彙力、修飾表現、繰り返し表現など、ある種の表現の豊かさも測っています。
長らく4回に渡ってお届けして参りました「AI分析レポートキャンペーン」はいかがでしたでしょうか。
いまは流行りのファンタジー作品群を対象に、日々分析を重ねていますが、次期開発を進めている他のジャンルのブレインを搭載することで、今後もより多くの作品、より多くの皆さまの執筆活動の一助となれるよう願っております。
【AI分析レポート】当選者発表
たくさんのエントリーをいただきありがとうございました。
当選された3作品の分析結果の発表をこちらにご紹介させていただきます。
■ 作品名: 青い鳥の歌(著:水無月秋穂(湖汐涼))
■ 作品名: 遥かなる海辺より(人魚の歌にまつわる小さなお話)(著:ふしじろ もひと)
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