記憶を共有できる地球の僕と異世界の私の日常はどうやら普通じゃないみたいです 〜便利な暮らしを追い求めていたら、なぜか国を作ることになっていた件〜 (外部サイトで読む

高坂静

『物々交換な世界に通貨を導入して……いや、その前にやることがいっぱいだよ』

未発展で危険な世界に産まれてしまった少女、ソル。そして地球に生まれ家族にも友人にも恵まれて育った少年、立花樹。この二人は別々の人間だけどなぜか同じ人格を持っていました。切り替わる条件は夜寝て朝起きるだけ。それが、二人がそれぞれの世界に生まれ落ちた日から毎日休むことなく繰り返されます。

ソルが生きていく世界は、文明が非常に遅れていて、治安も悪く盗賊が跋扈し、楽に生きていけるような場所ではありませんでした。樹はソルが生きていく世界をテラと名付けて地球の親友にテラでの出来事を話していましたが、成長していくにつれテラでの不便な生活を何とかしたいと考えていきます。

ソルたちが暮らしている地域では羊や馬の放牧が盛んです。そのため女性は、羊毛を紡ぐのに多くの時間を割く必要がありました。これを改善する必要があるのでは? そう考えた樹たちは、地球で昔から使われている糸車をテラでも導入することを決め、ようやく一台目を作ることに成功しました。今度はこれを普及させる必要があるのですが、テラにはソルしかいないので思い通りに進みません。
そんな矢先、ソルの家に干ばつの被害から逃れてきた一人の少年が移り住むことになりました。

これはソル=樹が仲間を増やして、ソルの世界を発展させていくお話です。

主人公たちは隊商(キャラバン・行商人の集まり)を利用し必要な物を集め、地球の知識で加工したものを売りさばいていくことで地域での影響力を増していき……

小説を読む(外部サイトで読む)
★と感想

★を贈る

星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。

感想を書く

感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。

通報をする

読者への感謝の気持ち