最愛の貴方へ婚約破棄を。心の底から愛してる。 (外部サイトで読む

霜月零

「ディアボルテ・オーベルハント伯爵令嬢。貴方との婚約は破棄させてもらうよ」

 王太子であるジグニールは、死にかけている婚約者にそう突き付けた。
 その隣には見目麗しい男爵令嬢。
 寝たきりでもう起きることすらできず、涙を零す婚約者の腕から、ジグニールは王家の秘宝である腕輪を無慈悲にも奪い取る

「このブレスレットは返してもらうよ。これは王家の秘宝の一つだからね。君が身に着けていていいようなものじゃないんだ。王太子たる私にこそ相応しい」

 へらへらと嗤い、無慈悲に去っていくジグニールを見つめ、ディアボルテはただ、涙するのだった……。

※ざまぁではありません。ざまぁ好きの方はご注意ください。

小説を読む(外部サイトで読む)
★と感想

★を贈る

星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。

感想を書く

感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。

通報をする

読者への感謝の気持ち