「こんな罪深い僕に、生きる価値なんてありません」
忠誠を誓った皇太子、アーチボルトを亡くしたシリル。彼はアルスター伯爵家次男にして騎士。主を喪って以来、自殺未遂を繰り返すようになっていた。療養という名目のもと、彼は医術士であるソフィアの診療所に厄介払いされる。そこにいたのは貴族嫌いの商人ルーカスだった。
「アタシは医術士だよ。一度引き受けた患者は面倒見る」
「俺は何者だろうね? お前はどう思う? 」
一見平凡な彼ら。実はとんでもない個性派揃い!?彼らと過ごすうちに少しずつ変化していくシリルだったが……。
甦るトラウマと犯した罪に苦しむシリル。帝都での新たな仲間との出会い。明らかになる腐敗しきった帝国の内部。そして暴かれる、シリルさえ知らなかった、彼の存在に隠されたとある「真実」。激動に彼は否応なく巻き込まれることになる。
「僕には無理です! そんな覚悟、僕には……! 」
求められるのは「覚悟」。 個性に彩られた仲間たちと紡ぐ「訳あり」シリルの冒険譚、ここに開幕!これは全ての人に贈る、青年たちの葛藤と成長の物語。
※タイトル、あらすじを大幅に変更しました(5/14) 実験的措置です。
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