人よりステータスが低く、スキルと呼ばれる才能を一切持たない冒険者のエルクは無能と蔑まれ、パーティに入ってはすぐに追い出される日々を送っていた。
そうして二年が経ち、彼は荷物持ちという最底辺の役割でリーダーのヴァイス率いるパーティに参加していたが、いいように利用された挙句に追放されてしまう。
行き場なく町をさまようエルクだったが、ふとステータスを確認すると称号欄に【追放者】という称号が追加されていることに気付く。しかしそれは100回パーティを追放された者だけが得るという不名誉なものだった。
心が折れたエルクは気付けば町はずれにある女神像の前へとやって来ていた。救いを求め女神像に手を伸ばしたエルクだったが、何故か彼の体は像をすり抜け、今いる町とよく似た別の空間へと出た。
エルクが『裏世界』と名付けたその場所は表の世界と女神像を通じて自由に行き来できるようになっており、また表の世界ではレアアイテムと呼ばれる貴重品が多数存在していた。それらを手にしたエルクは際限なく強くなっていく。
これは無能と呼ばれた少年が、真の仲間を得て追放者から最強へと至る物語。
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