『ジャックと〈ジャック〉と竹とタケコ』(『ジャックと豆の木』『竹取物語』) / 大前粟生 (外部サイトで読む)
大きな月が出ていた夏のその日は、竹から産まれた女が月に帰る日だった。ジャックの父親が死んだ日だった。それから何年か経って、ジャックは父親の形見とタケノコを交換してしまう。母親が窓から捨てたタケノコは、次の朝起きると竹になっていた。竹を登ったところに、竹から産まれた女がいた。
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