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そのギルド受付係、実は最強。 〜同じミスを繰り返して追放されましたが、実は最強スキル《未来予知》で冒険者を救ってました〜
ギルドの受付係、クラージ・ジェネルは、固有スキル《未来予知》を持っていた。
固有スキル。それはSランク冒険者でさえ持つことのできない特別スキル。
クラージの場合は、対象の未来を予知することができる。
だから依頼を持ってきた冒険者の、不遇な未来を見通すことができる。
だが、そんなものを最低辺のクラージが持っているなんて、誰も信じるはずもなく。
「すみません、その依頼はなくなってました」
「僕のミスです、すみません」
自分が不名誉を被ることで、影で冒険者を救っていた。
そんなある日、Sランク冒険者の美少女がギルドに訪れる。
彼女はクラージの抵抗もむなしく、死の危険がある依頼を受けてしまう。
いてもたってもいられなくなったクラージは、勇気を振り絞って彼女を助けようと動き――
「待てアルル! 右方向に回避!」
これは、最低辺の男がSランク冒険者に惚れられ、世界を救う物語である――19クル
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転生者に、抗え 〜平凡な現地人はそれでも諦めない〜(書籍版「平凡な現地人、女神(猫)の加護で転生者に抗え!」)
アシュリー・エフォートは平凡な男だった。
突出して強くはないものの、いつかは魔神を倒して、人々を助けたいーーそんな夢を抱いていた。
そんなある日、アシュリーは「転生の儀式」の護衛を任される。
転生の儀式。
それは異世界から強者を呼び出す儀式のこと。
魔神の強さに音をあげた国王が、苦肉の策として転生者を呼び寄せることを提案したのだ。
儀式は成功。
召喚した若き転生者はたしかに強かった。
魔神を倒すためにずっと鍛練してきたアシュリーよりも、はるか上の力を持っていた。
「いやいや、これくらいは普通でしょ?」
「俺、なんかやっちゃいました?」
いきなり強大な力を手に入れたという転生者は調子に乗り出した。
そして「自身の力を試す」という名目でアシュリーとの練習試合を持ちかける。
そして――アシュリーは右腕の自由を失った。
これを訴えても、「必要な犠牲だった」といって誰も取り合ってくれない。国にとって勇者の力のほうがはるかに大事なのだ。
「だったら俺の財産(*国王から貰ったもの)をあげるからさ。だからアシュリーくんは田舎にでも帰りなよ」
「おお、勇者様はなんとお優しい……!」
「え? 俺、またなんかやっちゃいました?」
結局、アシュリーは追放され――実家に帰ることとなる。
「俺だって強くなりたいのに……ずっと頑張ってたのに……ひどすぎる……」
「――では、強くしてやろうか?」
ひとり泣いているところに、見慣れない少女が現れた。
「おぬしは残念ながら平凡な人間じゃ。特殊な能力など持っておらぬし、ステータスも並み以下。普通に鍛練するだけでは一生魔神や転生者には勝てん。だが……この妾が特訓してやれば話は別じゃ。どうじゃ……妾とともに来ないか?」
これは、あまりに平凡な男が努力を重ねることによって、いつの間にか世界最強の座を手にいれる物語である――
2クル
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