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ここは我々の住む世界とは少し常識や文化の異なる異世界。そんな異世界の住人の一人、宝生巽。
僕は王という身分を一時的に捨てて、留学という形を取って偽名を使って生活していた。変な友人、親切なバイト先の店主、僕を守ってくれる少女。この生活は全て泡沫だと知っていながらも、僕はそれを幸せだと感じていた。
しかし、そんな生活は長くは続かない。僕が本当にこの国に来た理由は、僕の体に異質なものを混ぜ込んだ魔術のことを知るということだった。ところが、それを知ることは決して容易なことではなかった。
「さあ、心の中の獣を解き放て」
僕の敵は、僕が生まれるずっと前からこの世界に存在していた。僕をずっと苦しめていたのは、この――――。
このモノガタリは嘘に塗れている。それが、僕のイキザマだから。
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この作品につながる前作→序章『僕は僕の影武者』 https://ncode.syosetu.com/n6341dv/
この作品は続編ですが、ここからでもお楽しみ頂けるようにしています!
マグネットにも掲載しています。
一話千文字程度で、ほぼ毎日更新予定です0クル
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