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人や人ならざるモノの残した念が見える少年。
滋岳俊彦は、何時からか手に入れたその力を彼は非常に疎んでいた。
しかし、ふとした事件が切欠によって、彼はより深く、人の業を垣間見ていく内に、荒ぶる妖怪達、霊、もはや神という存在にまで達したモノ、そして畏れと怖れを見つめていく事になる。
その時、彼はこう思った。己に何が出来るのかと。
そして、救えるモノと救えぬモノがあると、彼は初めて知る。
少年が往く現代ファンタジー・そして怪異譚。
0クル
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