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大学3年生の汐穂は、どこにでもいる普通の女子大生。全くモテないわけではないが、彼氏ができないある理由を抱えていた。今回もまたうまくいかず、飲み過ぎた翌日、目覚めるとそこにいたのは、変わった服装をした青年だった。汐穂は、その青年と1週間を過ごすことになり……。
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妊娠してから急に、なぜか桜桃が食べたくてしかたがなかった。うるうるつるつるとした見た目と歯を立てたときに表面がパツンと破れる感触、甘ったるかったり酸っぱかったりが混じりあっている匂いがたまらなかった。
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僕の横に座る美しい人は、ただ優しく微笑んでいた。僕の書いた物語の大げさな表現への恥じらいとか、自分自身の描写に対する謙遜とか、そんなものは一切なく、僕を最後の手順に誘うために、ただ優しく微笑んでいるのだった。
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『泥田坊』(『泥田坊』『鶴巻田』『継子と鳥』) / 化野生姜
祟りが語り継がれる田んぼの地形調査に訪れた私が目にしたのは、調査用ソナーを泥の中に引き込んでいく三本の指。泥にまみれた三本のかぎ爪のような指だった。その日の深夜、私はざわつくような気配に目を覚ました。
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不倫相手に裏切られたほのかは、猫だけの無人島へ一人旅に出かける。上陸して早速出会ったのは、漆黒の猫。彼女をどこかに導くように進むその後を追いかけていくと、鳥居の奥に一人の少女が立っていた。
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『イン・ワンダーランド』(『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』) / 花島裕
「藤堂ありすです。」とみんなの前で自己紹介したあの日。親の都合で中二の二学期から転校した私は、新しいクラスにとってゼロの存在だった。むしろ名前負けの平々凡々な容姿からすると、マイナススタートだったかもしれない。
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『エンドウ豆の上に寝たお姫様』(『エンドウ豆の上に寝たお姫様』) / 長月竜胆
理想の高い王子は長い間“真のお姫様”と呼べる存在を探し求めていた。そんな王子のもとに王女を名乗る三姉妹が現れる。嵐の間、王子の城に泊まることになった三姉妹。王子は三姉妹が使用するベッドにエンドウ豆を一粒ずつ仕込み、“真のお姫様”であるかどうかを見極めようとする。
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行きつけのスナックで飲む20年来の仲の3人組。彼ら全員から口説かれているママは、あるお客さんから聞いたという、”雲”が出てくる「北風と太陽」の話をはじめる。その意図がわかったのは、お店を出た後だった。
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ある雪の夜、喫茶店で待ち合わせをしていたのは高校時代の同級生で三十代半ばの女たち。一人目は秘書、二人目はバリスタ、そして四人の子持ちである三人目。先に到着した秘書とバリスタは『鶴の恩返し』の謎かけを始める。
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『桜花舞い踊る卯月、僕ラハ涅槃ニテ酩酊ス』(『桜の樹の下には』梶井基次郎) / 灰色さん
月曜日、こわれた「君」と全てを失った僕とで久々に行く花見。電車内や道先で遭遇する、奇妙な人々や光景、そして渦巻く記憶。宴の中、やがてアルコールと桜が見せる幻惑と狂気に僕はまどろんでゆく……。
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