杜若表六

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    杜若表六

    『完全な矛盾というものは存在するのだろうか?』

     歪な精神をもった男、宮田の前に詭弁家の盥屋(たらいや)が現れる。「君は、自分が神だと思っている」盥屋は宮田にそう宣告する。部屋をつつむ不気味な沈黙・・・・・・彼らの真の目的とは?

     一方、うだつの上がらない小説家の男は突然、奇妙な恐るべき訪問を受ける。相棒のマネージャー(疲れ気味の青年)とともに、悪魔どもからの逃走を図り、不思議な世界へと消えていく小説家・・・・・・。その秘密とは?

     そして、暇を持て余していた私立探偵、安木四朗(やすきしろう)はその小説家の行方を追うこととなる。深まる謎、混迷極まる捜査・・・・・・。彼の下した決断とは?

     事件を取り巻く様々な人物(神、天使、悪魔、その他)、明かされる過去、翻弄されるそれぞれの物語。果たして、どんな結末が彼らには許されているのか?
     
     あらすじをお読みいただき、ありがとうございます。日々、皆さんのご訪問を大変うれしく思っております。この作品は、個性あふれる登場人物たちが、ちょっと小難しいことを話し合ったり、いきなりふざけたり、突如マジメになったりする、ミステリーも少し入った、ハードボイルド・冒険・ファンタジー群像劇です。わかりやすく言えばごったまぜ小説です。反社会的な言動、事件が一部登場しますが、基本的に残酷な描写はありません。一部、日本神話や西欧芸術のエピソードなども微妙に入っていますが、特定の思想や宗教だけをモチーフにした作品ではありません。まだ完結しておりませんので、内容は多少変化する可能性がございます。いつごろ完結するのか、完結までにどのくらいの分量になるかは判明しておりませんが、通常の長編小説なみの規模になるかと考えております。

     日々加筆修正を行っております。たまに読み返すとちょっとだけ得するかもしれません。大幅に改稿する場合もありえます。

     まだら牛どもが催す、終わることのないから騒ぎをお楽しみください。皆さんのご訪問をお待ちしております。

    0クル

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