二話、イカレタ
目を覚ました俺たちは、悪夢を見たそれも皆同じような夢。朝起きると汗をかいていた、今までこの時期汗をかくことはなかった…。
洗濯が大変だと思っていた、完全に油断していた。
あの日のゴブリンだ。俺たちは、立ち尽くしていた、だが、死を思い出した。大切な仲間の尊い命、儚い命を。
皆動き出した、だが1人違った。倒れた、悠鬼《きすけ》が刀を持ち赤いオーラを纏っていた。
気づいた時は、すでに自分の知らない所にいた、仲間はいないどこに居るのだろう?周りを見渡す限り、白い土地そして雲ひとつなく快晴だった、後ろには、同い年の少年がいた、「やぁ、悠鬼俺は、血桜《ちざくら》君の刀だ、ただの刀じゃない、相手を喰らう事で君の能力《アビリティ》も俺の能力も上がる、一石二鳥だ、さっさと仲間《役立たず》供を喰らおうぜ!」
喰らう?仲間《役立たず》?誰も死なんて望んでいないのに!
「すまん、無理!!」
即答だった。
「は!?ウソだろ、どんな世界行ったって、こんないい話ねぇぜ?いいのか?仲間売る事になるけど。今なら、相手の能力もらえるんだぞ!?(なんとか言い包めなければ…。)」
少し焦りが見えてきた、だが血桜は引かない納得するまで引かない。
「お前は、ビジネスマンかぁ?いい事いいやがって黙ってりゃ好きな事言い出して、仲間を大切にしてんだよ!こっちは!お前みたいに、自分の事だけで動いてねぇんだよ!」
悠鬼は、キレた、イカレテル程に。