第61話 まだだった!
ぼわんっ
「ほあああああ?」
『えっ?こっちも?』
『おやまぁ』
『今度はなぁに?』
グランパの真似をしたのかこちらも、もくもく、もくもく⋯
「けほっ ぱぁぱ?」じと
ちっとも見えないよ?
〖ごめ~ん、ちょっと加減間違えちゃった〗てへ♪
ぱぁぱ、可愛くしてもダメだよ。けほっ
『あ、見えてきたよ』
〖ほう、どんな子かの?話には聞いていたがの、やはり気になるのぉ〗わくわく
グランパがワクワクしてる?
『がふがふっ、ちょっと~煙たいわよ、神様』
『僕たち鼻いいんだからね、気をつけてよ~わふんっ』
『こんなの真似してどうするのさ、ひひんっ』
『目が、目が染みるぅ~』
「う?こえ?けほ?」
〖おやまぁ、この子達より少し年上とは聞いておったが、しっかりしゃべるんじゃのぉ〗
ん?聞いてた?
〖あはは、ごめ~ん、失敗♪てへ♪〗
『『『『てへ♪じゃない。げほっ』』』』
あらら、かわいそう~みんなしてケホケホだ~。
そして、煙が無くなって見えたのは
「でか?」
パパ位大っきい~
〖ほうほう。これでまだ子供かの。すごいのぉ、話に聞いていた通り、虎に狼、馬にドラゴンだの?ほうほう!なんとこちらの馬は足が八本あるんじゃの?ドラゴンは、まったく違うのぉ、どちらかと言うと、ゴ〇ラに近いかのぉ〗
神様、ゴジ〇見るんだね。
〖事前にお聞きした通り、そちらと被らないようにアイスタイガーと、スレイプニル、それからこちらの狼とドラゴンを比べたいとのことでしたので、フェンリルとファイヤードラゴンです。ご希望通り、そちらの子より少々歳上にしましたよ〗
「ふえ?」
聞いてた通り?
『え?事前に取り決めをなさってたんですか?』
パパもびっくりしてます。
〖そうなんだよ。日本の神様が、この子にお詫びも兼ねて、可愛くて役立つ子を贈りたいと仰ってくれてね?どうせならこちらにいる子と違う子をと相談したんだよ。その中で、日本の狼は絶滅してしまったという事と、ドラゴンがまったく違うと言うことを知ってね?〗
〖そうなると是非見てみたいと思ってしもうてのぉ。フェンリルとドラゴンは是非!とお願いしたんじゃよ。そうしたら、虎は白と水色じゃし、馬は足が八本もあるしびっくりじゃよ。あとその大きなヒヨコと、小さなうさぎものぉ〗
たしかに~ぴよちゃんもびっくりだよね。花うさぎさんは、しっぽお花だし!
〖馬も普通は四つ足ですよ。この子達が特別なんです〗
〖ほっほ。そうかそうか。それから、この子達に色々教えて欲しくての。年上をお願いしたんじゃよ。大きさにはびっくりだがの〗
〖ああ、この子達は縮小化のスキルもありますから、小さくもなりますよ〗
〖なんと!それはすごいのぉ〗
わあ、神様たち盛り上がってるな~
〖この子達は面倒みのいい子たちですから、色々教えてくれると思いますよ〗
〖そうかそうか、それは良いの。ん?早速仲良くなってるようじゃの〗
「う?」
仲良し?
『わ~ちっちゃ~い』
『かわいいね~』
『踏んずけないように僕たちも小さくなった方が良くない?』
『そうだね。神様、小さくなっていい?』
〖うん。いいよ~みんなの本当の姿は見てもらえたからね〗
『『『『は~い』』』』ぽんっ!
「ほわああっちっちゃくなっちゃあ」
すご~い
『やあ!君が僕たちのご主人様になる子だよね?かわいいなぁ。小さくても君くらい乗せられるよ!乗ってみる?』
お馬さんがとことこ来て話しかけてくれました。
「いいにょ?」わくわく
『いいよね?神様』
二人でぱぁぱを見ると
〖くすくす。もちろん〗
ぱぁぱがお馬さんの背中に乗せてくれました。
「ほわああっ」
木馬じゃない本物のお馬さんだ~♪ぎゅう
すご~い!たてがみふさふさ!体の毛はスベスベだ~
『ふふ。歩くよ~。ひよこちゃんも一緒に行こう!』
『ぴよ~(いいの~?)』
『もちろん!家族だもん!』
『ぴよ!(うん!)』
「しゅっぱーちゅ♪ぱっかぱっか♪」
わ~い!家族がいっぱいだ~♪
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増えました(笑)
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