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謎の闘技場

カオルは右手に持っている魔剣、ブラッド・ソードから感じられる

絶大な力が停止したのを感じるとサンジェルマンを睨みつけて言った

(何しやがった、サンジェルマン)

サンジェルマンは笑いながら言う

(ふむ、その剣の力を封印させてもらったのだよ、魔界女王よ、さす

がにその剣はあらゆる意味で危険だからね、しかし、その剣にかけ

た呪い、こちらも甚大な被害をかけたのでな)

しかし、ブラッド・ソードに呪いをかける事に成功したとはいえ、

剣の切れ味まで奪うことはできなかった

カオルは(なるほどね、これでアンタを倒すことはできなったつて事か)

シュタイナーは(いや、カオル、ヤツをようは封印してしまえばいい

だけのことだ、倒せぬのはおしいがな)という

カオルは(ああっそういう事か)と言って構えた

サンジェルマンは続けた

(私も長いこと生きると刺激が欲しくなってね、魔界女王、一つ剣の

呪いを解くゲームでもしようではないか)

そう言うと手をパン、パンと鳴らした

空中に巨大なスクリーンが現れた

カオルたちが見てみると巨大な闘技場があった

シュタイナーは言う

(なんのマネだ、サンジェルマン、まさかあそこで一人一人戦わせる

つもりか)

サンジェルマンは笑いながら言う

(そのとうりだよ、シュタイナー、こちらもイエズラと私を含めて後

に2人用意している、どうかね、封印をかけて戦うかね、諸君たち

よ)

と言ってニヤリとした

カオルはみんなを見るとうなずく

(わかったよ、アンタの挑戦、受けて立とうじゃない)

と言いながらきびしい顔をした

サンジェルマンは満足するという

(ああっそうだ、戦う前にウエムラトシキの話をしてやろう、魔界女

王よ、約束だからね)

カオルは紅顔しながら言った

(教えて、サンジェルマン、トシキがどうなったのか)

ついにサンジェルマンの口から秘密をきくことができた

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